雨は犬にどんな影響をおよぼしますか?

雨が降って毛が濡れることに対する反応は、犬によって違います。しとしと降る雨か、夕立のような土砂降りの雨かによっても変わってきます。土砂降りの雨の時は、犬の行動がいつもと違うと見ている飼い主もいます。

こうしたことは、私たちが勝手に想像しているに過ぎないのでしょうか。それとも、私たちの知らない何かを、犬は感じ取っているのでしょうか。

場合によっては、雨が降ること、雨に濡れることがいやだと犬が直接的に伝えてくることがあります。あるいは、もっと微妙な反応を返してくることもあります。人間と犬とでは雨の感じ方が違うのだろうかと、不思議に思わずにはいられません。以下にいくつか、犬の雨への反応の仕方について、解説を書いてみました。

雨が降ると普段よりも盛んににおいを嗅ぐ犬

これは人間の想像ではありません。雨が降ると普段よりもにおいに敏感になる犬が、確かにいます。犬が濡れると毛が強くにおう現象を、誰しも体験したことがあると思います。そう。雨が降ると、においが強くなるのです。

雨降りの最中や雨上がり、犬は膨大な種類のにおいを体験することになります。捜索犬を働かせるのに最適なのは、濡れていたり、湿っていたり、雨が降っていたりする時だと知っていましたか。雨でにおいが消えることはありません。むしろ増幅されることがあるのです。

雨降りだと外に出たがらない犬

多くの犬は雨降りを喜びません。雨降りの時に散歩に連れて行こうとすると、いやだと表情に出す犬がいます。毛が濡れる感触が嫌いな犬もいます。この「嫌い」という反応は、仔犬の時に雨に親しまなかったり、風呂に入る機会が多くなかったりしたために生まれたものかもしれません。仔犬の時分から風呂や雨に慣れさせておいて、濡れながら遊んだり、風呂に入ったりするのは楽しいことだと教えておくのが良いでしょう。

また犬は、人間の気分や反応に影響を受けることがあります。つまり、私たちが雨で大騒ぎしたり、雨が降ってくると家に駆け込んだり、散歩で水たまりを避けたりすると、犬がそうした雨に対する否定的な反応を読み取って、濡れること、あるいは雨そのものを、避けなければならないと信じ込んでしまう可能性があります。

雨が降ると盛んに交尾する犬…
これは去勢や避妊手術をしており、室内で過ごすことが多い犬にはたぶん関係ありません。しかし興味深い現象ですので、ここで触れておくことにします。犬にとっては、雨が降ると、空気中に恋の気分が満ちるらしいのです。実際、雨が降ると犬の交尾が盛んになることが研究により確かめられています。なぜそのようなことが起きるのでしょうか。ある研究によると、雨降りに伴って起きる化学変化が関係しているとのことです。空気中の湿度が増して気温が下がると、異性が発するフェロモンがよく効くようになり、したがって繁殖行動が盛んになるのです。

雨が降ると空気中に恋の気分が満ちるなどと、誰が想像できたでしょうか。

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